注意点も確認しておこう
まず、土地勘がないというのが意外にもデメリットとなるようです。実際に大都市での生活をスタートしてから気付く人も多いようですが、実は土地勘がないせいで思うように気分転換ができないという悩みを抱える看護師が多いのです。看護師の仕事は忙しく消耗が激しいので、オンオフの切り替えが働き続けるうえで重要なポイントです。そのため、休日はしっかりとリフレッシュすることが大切です。
ストレスが発散できない
大都市で働く看護師の多くは旅行やショッピングなどをして休日を満喫しながら、普段の仕事に精を出しています。しかし、こういった遊びは土地勘がないとなかなか楽しむことができません。知らない土地であっても躊躇せず遊びに行って楽しむことができる人もいますが、やはり知らない土地だと気軽に外出できないという人が多いのです。
また、地元を離れて働く場合、友人が周りにいない、あるいは少ないという点も注意しておかなければなりません。時間がある時に直接会って話を聞いてくれる友人の存在というものは大きいものです。こういった存在がいないのは、ストレスを増加させる要因の一つになりかねません。また、物価が高いという点にも十分注意しておく必要があります。その分給与が高いのでメリットでもあるのですが、物価が高いとどうしても遊ぶためのお金に制限をかけてしまいます。その分ストレスが溜まってしまうと考えると、デメリットともなるのです。
このように、ストレスを発散させにくいということが考えられます。遊ぶ場所はたくさんあるものの、それらを楽しめる状況になるまでが大変なのです。そのため、引きこもりがちにならないように注意しておかなければなりません。
環境の変化に負けないように
実際には時間の進み方というのはどこにいても変わらないのですが、大都市は常にせわしない空気が流れており、体感として時間の進み方が早く感じるでしょう。地方で生活していたころよりも遥かに多い人口やそれに伴うせわしなさに疲れてしまい、大都市での生活に消耗してしまう人も多いようです。職場環境の変化に加え、生活環境の変化も伴うのが大都市への転職です。環境の変化というのは心身に大きなストレスを与えることになるので、仕事とプライベート、どちらにも大きな変化がある場合はしっかりと自分のケアに注意しなければなりません。実際、都会へ出てきた看護師が生活に疲れ、地元にUターン転職するケースも多いです。大切なのは、看護師としての自分の目標を定めて働いていくことです。逆にこの目標があいまいなまま転職してしまうと、苦しんでしまうことになります。