都会勤務に向いているのはどんな人?
まず、この病院で働きたい、このクリニックで働きたい、という希望の転職先がはっきりしている看護師は向いていると言えます。大都市は地方と違い、多様なコンセプトや考え方を持っている医療施設があります。そのため大都市は、自分の看護観とピッタリのところで働きたいと考える看護師にとって、その希望を叶えられる環境があります。すでにそういった医療施設を見つけているのであれば、直接連絡して求人を募集しているか聞いたり、あるいはその医療施設とつながりのある転職エージェントを利用して転職活動を進めていくと良いでしょう。
近郊に住んでいる
また、大都市の近郊に住んでいる人も向いていると言えます。その都市の特徴を把握しているので、物価の高さや交通機関などにも慣れているでしょう。プライベートで遊べる場所もあらかじめ把握しているので、環境の変化によるストレスも軽減できます。住んでいる場所から通える範囲に条件に合う病院があれば、引っ越しをしなくて済みます。少し離れたところで引っ越しが必要になっても、大きく距離が離れるわけではないので影響は少ないでしょう。
多くの経験を積みたい
大都市は人口が多いので、多くの患者さんと出会う機会があります。患者さんの個性や考え方、容態などは一人一人異なります。そのため、多くの患者さんと接して様々な経験を積んでいきたいと考える看護師にとって、大都市の病院はベストな環境です。このように考える看護師は、大都市の中でもできるだけ規模の大きな病院に勤めることをおすすめします。規模が大きくなればその分多くの患者さんと出会う機会を得ることができます。
キャリアアップしたい
最後に、キャリアアップを考える看護師です。大都市にはキャリアアップにつながる環境が整っています。すでになにかの資格を持っている人であれば、それを活かすことのできる求人をすぐに探すことができますし、これから資格の取得に取り組んでいきたいという人をサポートしてくれる職場も存在します。一般企業とは違いキャリアアップの明確な基準があるわけではありませんが、より高度な技術や知識を身につけて活躍していくことが看護師の仕事におけるキャリアアップだと言えます。そうすればおのずと待遇も良くなりますので、多くの給与を得ることができます。今よりもっと稼ぎたい、看護師としてスキルアップして多くの患者さんを助けたい、などといった気持ちがあるのであれば、大都市に進出して働いていくことをおすすめします。