看護師が地方で働くメリット・デメリット

まず、看護師という仕事は大都市・地方どちらも人材不足の状況なので、仕事には困らないでしょう。そのうえで、規模が小さい病院が多いのでスタッフ同士のコミュニケーションが密になります。そのため子どもの事情でお休みが必要になった時にも理解してくれる人が多いというメリットがあります。また、地方には経験のあるベテラン看護師が多いので、負担の少ない環境で働けるといったメリットがあります。そして、癒しの多い環境で生活を送ることができます。

地方での生活には様々なデメリットがあります。まず、人員が極度に不足している病院で働くことになった場合、休みが取れなくなってしまうリスクがあります。事前に労働環境を調べておくようにしましょう。また、車がないと移動ができないので、車を持っていない人は購入しなければなりません。教育環境も大都市に比べると劣っているので、お子さんがいる方は要注意です。そのほかにも、オシャレができない、出会いがない、煩わしいご近所付き合いなどのデメリットがあります。

地方は大都市に比べると給与が低くなります。都道府県別にみると、看護師の平均給与が一番高いのは東京で、その近郊も高い傾向にあります。逆に低いのは九州地方で、一番低い鹿児島県と東京を比べると年収で140万円もの差があります。こんなにも差が開いていると大きなデメリットだと言えるでしょう。東北地方も九州に次いで給与が低い傾向があります。そのほか、北海道や沖縄の給与事情についても紹介していきます。ただし、給与が低い地域はその分物価も安いということは覚えておきましょう。

地方での暮らしに向いている人はどんな人かを紹介していきます。まず、地方で暮らすとなるとどうしても地域住民とのコミュニケーションが発生するので、うまく人付き合いができる人は向いていると言えます。細かいことは気にせず、うわさ話などがあっても適当に流せるような人です。また、地方ならではの交通アクセスの悪さや天候の影響で生じる不便さを仕方のないことだと割り切れる人も向いています。しかし何よりも大切なのは、明確な目標を持っているかどうかです。