生活面でのデメリットが多い
職場にもよりますが、労働環境が整備されていないところだと休みが少なくなってしまう可能性があります。全国的に看護師は人材不足なので、地方となるとその状況はさらに深刻です。十分な人員を確保できていない医療機関に転職することになったら大変な思いをするでしょう。また、産休や育休などの福利厚生制度の整備が進んでいないところだと、制度自体はあっても実質的には取得を認めてくれないケースがあるようです。そのため、就業規則や育休・産休の取得実績を事前に確認しておく必要があります。
交通の便
通勤に関しては車が必要になるので、今まで車を必要としていなかった人にとっては痛い出費となるでしょう。雪の降る地域だとスタッドレスタイヤの購入も必要です。駐車場は大都市に比べると安いですが、それでも維持費がかかるのはデメリットと言えます。また、車の運転が苦手だという人にとってはとても不安な要素でしょう。
子どもの教育環境
お子さんがいる方だと、高等教育のハードルもデメリットとなるでしょう。行かせたい学校が遠くにあったり、無理して通わせるにしてもお子さんの体力を考えると不安がよぎります。中高一貫校も大都市に比べるとその数は非常に少ないので、限られた選択肢の中で検討していかなければなりません。そのため、お子さんがいる場合はあらかじめ旦那さんと相談しておく必要があるでしょう。また、学校の数が少ないこともあって小さいころから高校生になるまでずっと一緒の人も少なくないでしょう。それが地方特有の先輩・後輩関係につながるなど、少し面倒な環境になるかもしれません。
プライベート
まず、オシャレを楽しみづらい環境であるというデメリットがあります。オシャレ自体は別にいくらしてもかまわないのですが、周りにオシャレ意識を持った人が少ないので、自分だけがすごく浮いてしまうといった事態になってしまいます。また、自然の多い地域だと機能性を重視した服装じゃないと単純に危ないということがあります。肌を露出していると虫に刺される危険性もあります。
また、独身者にとっては出会いが少ないというのはかなり痛いデメリットです。人口自体がそもそも少ないので、地方に住みながら出会いを求めるのであれば自分から積極的に動いていかなければならなくなります。
ご近所さんとの関係
地方に住むと必ずと言っていいほど地域住民との交流が生まれます。そういった人間関係が好きな人は問題ないかと思いますが、外出しただけで「こないだ○○にいたでしょ」などと言われたり、活動範囲が限られているので外出先で頻繁に知り合いと会うこともあり、こういったことが煩わしい人にはデメリットとなるでしょう。
