地方での暮らしに向いている人
地方で暮らすことに向いている人は、人付き合いが好きな人です。大都市に比べると地域住民との交流が頻繁に発生するので、そういった人たちとうまく付き合うためにはコミュニケーション能力が必要不可欠です。今までも職場や普段の生活で問題なく人付き合いができてきた人であれば問題ないかと思いますが、やはり地方特有の人間関係の距離感に初めのうちは困惑してしまうでしょう。
おおらかな人
また、細かいことを気にしないおおらかさも必要です。ご近所付き合いに慣れていない人からすると、「なぜここまで自分にかかわってくるのか」と不快に思う場面も多いかと思いますが、地域住民からすれば当り前のことで今までそうやってご近所同士助け合ってきたため、むしろ善意で声をかけてくれているのです。ただ、人への関心が強い分うわさ話なども大好きです。こういった状況に対して深刻に考えず、適当に受け流すことができる人は地方での生活に向いていると言えます。
不便さを気にしない人
地方で生活するにはちょっとした買い物に行くにも車が必要になります。大都市のように近くになんでもあるわけではなく、公共交通機関も限られています。雪が降る地域だと雪かきをしなければいけません。大雨が降ったせいで家の修繕を自分でやらなくてはならないかもしれません。こういった不便さに対して、仕方のないことだと割り切れる人は向いています。
また、地方暮らしだからこそできることに憧れがある人も向いています。登山や釣りなどのアウトドアが好き、自然の多い景色の中をドライブしたい、温泉が好きなど、地方暮らしでやりたいことがある人は向いていると言えるでしょう。あとは、虫が平気かどうかも意外と重要な項目です。自然の多い地方はやっぱり虫がたくさんいます。
一番重要なこと
上記で説明したものは、絶対条件ではありませんのであくまで参考にしてください。地方での暮らしで一番重要なのは「地方で暮らす目的が明確である」ことです。地方での暮らしに漠然とした憧れを抱いているだけでは、実際に生活を始めた後のギャップに苦しんでしまう可能性があります。そのため、具体的になにをやりたいか、この点を明確にしておく必要があります。むしろ目的が明確であれば、虫が苦手だとしてもやっていくことができます。生活を「始める」ことではなく、「続ける」ことが大切であるという点を忘れないようにしましょう。まずは地方に移り住む明確な目的を定めることが何よりも重要です。